Saijiki 染井吉野となかまたち
ソメイヨシノ。この先週の大風と週末の雨で、ソメイヨシノはほとんど散りますね。本当にあっという間に散ってしまいます。明日の息子の入学式には少し残っているといいのですが。学校や公園に植えられていてもっともよくみる桜がソメイヨシノですよね。葉に先駆けて花が枝全体に咲く姿、花期の短さ散り際が印象的です。
このソメイヨシノは、もともと江戸末期に、江戸・染井(今の駒込のあたり)の植木屋によって育成され桜で名で有名な吉野にちなんで「吉野桜」の名で売り出されていたものとされています。(吉野の桜はヤマザクラですが。)明治33年(1900年)になって染井吉野と名前を付けられました。もっと前からあったのかな、と思ったらたった115年前です。
分類をする科学者であれば興味を抱くのはその起源ですよね。今のところエドヒガン系とオオシマザクラの交雑種であろうことはわかったものの、明確な親がわかっているわけではないそうです。園芸品種ですからね、消えている品種もあるでしょうしねえ。
エドヒガン系とオオシマザクラの交雑種の仲間が小石川植物園には植えられています。植物園の名札には、例えば天城吉野と書いてその横にソメイヨシノと書いてあるのでややこしいのですが、「ソメイヨシノと同じ特徴を多く持つソメイヨシノ系の園芸品種」です。
アマギヨシノ 天城吉野
イズヨシノ 伊豆吉野
ミカドヨシノ 帝吉野
ヤマコシ 山越
如何でしたか?お好きなものがございましたか、、、っていわれても同じ系統ですからね(笑)。
私は興味があるのですが、子供たちはどうだろうなぁ、いつか興味を持つようになるのかな?
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