鳥取#30 白兎海岸の夕日
おはようございます。先週、先々週はずっと会食があったりでblogにたどり着くことができませんでした。3連休中日ですね。今日はどんな一日になるでしょうかねー。9月も半ば、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日の写真は、鳥取の続き、白兎海岸の夕日です。このあたりは山陰海岸ジオパークにあり、鳥取砂丘の西の端に位置する海岸です。ご存じ因幡の白うさぎの神話の場所です。岬と砂丘がつくる景観が美しいサイトです。
Geoparkジオパークというのは貴重なもしくは美しい地質遺産を含む自然公園なのですが、指定されるには地質学的価値だけではなく、生態学的、考古学的、歴史・文化的な価値があることなどが要件にあるようですよ。 この山陰海岸ジオパークは、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)にまたがった広いエリアで、東西約120kmに及びます。
道の駅があり、その少し東側には白兎礫層露頭があり昔の土石流の痕跡をみることができますし、白兎神社の南側の白兎砂丘では、2層の黒い砂の層があります。この黒砂の層は砂丘に植物があったことを示しており、このころは砂丘形成からみると休止期にあたります。
上位クロスナ層の上の層では石塔、宝篋印塔などが見つかっており、下位クロスナ層の弥生土器が見つかっていることから、砂丘の形成期・休止期に合わせて生活の場を移してきたことがわかります。面白いですよね。
生態学的には、このあたりはハマナス自生南限地帯にあたり、鳥取ですと白兎海岸と大山町の海岸で見られ、国の天然記念物に指定されているそうですよ。写真はハマナスの実。rose hipです。お茶にいれたり、rose hip jamにしたり、、、食べられます。味は甘酸っぱいんですよ。まぁ、天然記念物のものをとったり食べたりできませんけどね。