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烏有洞+

なんでもない日々となんでもないこと。

Book#17 辺境の食卓 太田愛人

20200210 (115)
こんばんは。飛び石連休で明日はお休みですね。一つ前のentryでここのところ家にある本や図書館で借りてきた本などをゆっくり目に読む日が多かったですね。今晩も少し時間をとりたいなと思っています。

さて武生でおろしそばを選ばなかった事を書いたばかりですが、太田愛人さんのこの本にも武生でカラ口大根に生醤油をかけて蕎麦を食べたことが書かれています。この本のもととなった教会からの「辺境通信」を書いていらっしゃったころは長野に暮らしており、「長野の北でできるカラ味の強い北山ダイコンに生醤油をかけたのを梅雨にして食うのが、、、」と記されています。確かに蕎麦の食べ方として素材の本物の味が直接的に舌に訴えかけてくる野趣に富んだ食べ方ですね。盛岡生まれである作者にとって蕎麦は親しみのある食べ物なんでしょう、そして本物の味は稀にしか体験できなくなっている不幸を痛感せざるを得ないと訴えています。1973年のことです。その点、今はどうでしょうか。あまり状況は良くなっていないような、、、。

この本はもう何度も何度も読んでいる本で、いつぞやは上着に入れたまま洗濯してしまった為、私のこの蔵書は水を吸って波打ってしまっています。奇麗に乾かして読めるようにはなりましたが、ごわごわっとした手触りが独特の本になりました。outdoorに持っていくのにはうってつけの本になりました。primitiveでintrinsicなものを追い求めていくことを考える時、この本を外で読むことはとても相性がいいような気がします。

太田愛人のこの本、もし手に取られることがありましたら四季を楽しみながら読ンで見てください。そしてこの本を読んでGeorges Duhamelデュアメルの「我が庭の寓話」に導かれていくのです。


前のbookのentry↓
Book#16 眼ある花々 開高健
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Category : book 本
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