Book ブックカバーチャレンジ? Day1 一冊目「静かな大地」池澤夏樹 著
おはようございます。今日は金曜日ですね。今日はちょっと盛沢山な日なので朝は早めの行動です。さて、今朝のネタはFaceboo*(FB)でバトンとして渡された、コロナ巣ごもり中の遊びのようなものです。折角なのでblogにもupしておこうと思いまして、少し変えてupします。
FBにはですね、blogの更新記録か、飲んだくれた姿しかupしていないような感じなのですが、ちょっと大学の後輩にできますか?とふられましたので、ブックカバーチャレンジやっておきます。ようは自分の好みの本を一週間分7冊紹介、ってだけの話です。それなので「えーよ」と軽ーくうけあいしたんですけどね、そういえば私、今、単身赴任先でコロナ足止め食らっていて、本当に好きな本たちは東京の自宅にある、ということに請け合ってから気が付きました。
まぁ、偶々ほんの一部持ってきていた本と、大阪で買った本たちの中からチョイスします。
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Day1 一冊目「静かな大地」池澤夏樹 著
いやー、90年代に大学生をやった人なら池澤夏樹やったら「スティル・ライフ」やろー!とか、「母なる自然のおっぱい」でしょ?という方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は池澤夏樹さんの生まれ故郷である北海道から始めよっかな、と思いましてね。お父さんは福永武彦、お母さんは原條あき子、という文学一家です。福永武彦の「草の花」は東京の家にあるから、東京に帰れるようになったら、持ってこよっと。
さてこの「静かな大地」、650頁もあるんで、京極夏彦か!って思うほどの分厚さですけど、物語に引き込まれてどんどん読み進んでしまいます。やっぱりアイヌの文化に魅せられちゃうのかな。この本は、創作の物語なのですが、主役である宗形家にはモデルがあって、池澤夏樹さんのお母様(原條あき子)の家系の先祖がモデルです。先祖の事績と創作が混在した物語であり、江戸末期から明治を中心に昭和までの物語となっています。入植者とアイヌの物語は複層的で、静かにそして激しい感情の流れとなってほとばしり出た物語です。何度も読んでみようと思う一冊です。
Da2への予告、Keywordは「北海道」。