埼玉#17 貉藻@さいたま水族館
さいたま水族館のネタを書きましたので貉藻をメモしておきます。貉藻はムジナモと呼びます。英語ではwaterwheel plant。学名はAldrovanda vesiculosaでモウセンゴケ科ムジナモ属の多年草の水生植物で1属1種の食虫植物です。写真ではわかりませんが上から見ると水車のように見えるので英語の名前もよくできています。和名のムジナモは、ムジナのシッポに似ていることからだそうです。似てるかなぁ?
さいたま水族館お隣には宝蔵寺沼がありまして、ここがムジナモの自生地として有名で天然記念物になっています。ムジナモが日本で見つかったのは130年前ですが、その後の環境の変化から自然に繁殖していたものは絶滅してしまっています。最後まで残っていた宝蔵寺沼も1966年の台風による利根川水害でほとんど流されてしまい、残った個体も翌1967年に絶滅してしまいました。現在は栽培されていた個体から増やしていっているという状態です。
ムジナモは希に花を咲かせ、種子をつくるそうですが、普通は途中で脇芽を出して枝を伸ばし、基部が枯れ落ちていくことで分離・増殖していきます。本家・分家というか暖簾分けのようにして増えていきます。
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