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なんでもない日々となんでもないこと。

兵庫#14’松に鶴それともコウノトリ?

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おはようございます。今朝は東京も天気がよくなりました。

さて、先日の「豊岡といえばコウノトリ」で書いたこと「花札の鶴と松ですけど、あれ、コウノトリらしいですよ。」と書いたことの解題です。

まず花札ってなんであんな図柄になったのか、というところから。花札はポルトガルのトランプ(カード)をベースに安土・桃山時代に国産化した「天正かるた」、江戸時代上期の「ウンスンカルタ」から、江戸時代中後期に現在使用している花札ができました。48枚(4枚*12か月)というのも当時伝わったカードが48枚であったことからだと言われています。そのきっかけは、幕府の禁制の抜け道であったのではないかと言われています。それまで12枚×4スートという組み合わせであった「かるた」を、4枚*12か月という形に変えて、これは違うものですよ、と。

12か月。1月、松に鶴。2月、梅に鶯。3月、桜に幕。4月、藤にほととぎす。5月、菖蒲に八ツ橋、6月、牡丹に蝶。7月、萩に猪。8月、薄に月・雁。9月、菊に盃。10月、紅葉に鹿。11月、小野道風に蛙、柳に燕。
12月、桐に鳳凰。その最初となる「松に鶴」です。

松鶴長春で、松も鶴も吉祥の図案です。松は常緑であるとの意味から長寿の象徴。また鶴も長寿の象徴であり一品と呼ばれ鳥の中で一番とされています。そんなところからこの2つを入れた図案は大いに吉祥。中国の作品でも松に鶴がとまる図案というのはよくある図なのですが、しかし、この松にとまる鶴、実は鶴じゃないんじゃないの?というのがこの前書いたことなんです。

というのも鶴は生物学の知見からみて松の木にとまらないよ、ということ。そうですね。鶴が居る場所って田畑や川や湿原の水場であって木の上にはいません。脚の形が木にとまる形をしていないんですよね。こんなことから見た目が鶴に似ている(鶴より少し小さい)コウノトリのことを鶴として図案化したのじゃないのか?というのです。たしかに出石の鶴山などはコウノトリが見られた場所であり、鶴と地名につく場所で、コウノトリを鶴と呼んだ場所というのは他にもあるだろうと推測されます。

なのであれは「鶴じゃなくてコウノトリ」なんだろうな、というのことになるそう。たしかに生態的にはそう推察することに不合理はありません。

絵を描くとき生態をよく見てとも言われますが、この場合は吉祥の2つを合わせ描いた、「見立て」なんじゃないかなと私なんかは思いますけどね。で花札の絵に戻りますが、頭が赤いなどの特徴から、これはタンチョウ鶴なんでしょう。そしてその松にとまるはコウノトリ。これをそのまま鶴に援用、見立てたのじゃないかな、というのが今日のお話でした。

コウノトリと鶴の違い↓
https://www.city.toyooka.lg.jp/konotori/aboutkonotori/1004354.html


兵庫#14 豊岡といえばコウノトリ@豊岡市
http://euyudo.blog29.fc2.com/blog-entry-1971.html

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Category : 近畿
Posted by TORU on  | 2 comments  0 trackback

2 Comments

el_desvios says...""
なるほど、そんな話があったんですね。知りませんでした。
生態説か~トキって話はないんですかね?全然違いますが^^
2020.10.18 20:39 | URL | #- [edit]
TORU says..."el_desvios 様"
el_desvios 様
こんばんは。そうなんですよー。トキはちょっと色目が違う感じですよね。トキ色していますからねー。
でも遠目にみると似ていますね。
2020.10.19 22:33 | URL | #- [edit]

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