烏有洞+

なんでもない日々となんでもないこと。

Nature Biosphere2 at AZ

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人のいる自然、というentryを書いたので、自然にちなんだentryをしますね。
高校・大学と環境屋さんとも言えるほど、環境系のものに参加したりしていたので、先日出張の合間に訪れたBiosphere2についても、当時相当興味を持ったんですけど、実験が想定外のことに見舞われるにいたってはいろいろと思う所がありましたね。第1回の試験は1991年、から93年9月までで、もともとの計画は100年間継続するなんていう本当か嘘かわからないような計画を立てていたそうです。


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この実験、アリゾナの乾燥地に巨大な密閉空間を作り、その中に人工の生態系を作って実験をするものでした。地球が第一の生物圏Biosphere1として、第2の生物圏Biosphere2という意味です。実験の目的は、人類が宇宙空間に移住することを想定して閉鎖系の中で生存することを検証するということでした。実際に覗いてみると熱帯雨林、海、湿地帯、サバンナなどの環境を世界各地から持ち込んだ動植物で再現を目指したそうです。2年間、クルーが閉鎖空間の中で生活をする、というこれまでにない実験でした。

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ちょっと熱帯(入り口)。

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熱帯雨林を再現。

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海も再現してたそうですが、、、、。

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サバンナとの境。

しかし、あっさりと失敗。原因は酸素不足、そして植物による生産が不足した、家畜もさっさと死んでしまったので食料不足が慢性化。現代版箱舟はえらく大変だったそうです。
その上ゴキブ◎が大量発生して食料奪われるわ、で大変だったといいます。事実、実験設備のいろんな所にゴキブリの死骸があり、未だにゴッキーには悩まされているようですね。

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地下はこんな感じ、、、どこかで見たことあるなぁと思ったらシェルターですね。
この地下通路の中にもゴ◎の死骸がいくつも見られました、、、。

もちろん、そんな環境の中だからか知りませんが、クルー同士の対立というか痴話喧嘩的なものでかなり酷い状況だったことが伺えます。とっても残念な結果でしたね。

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食料不足で悩んだそうですから、痴話喧嘩もこのキッチンで、、、。トホホ。


その後も施設は実験設備などとして使われたりしていますけどね。


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裏側なんてこんな感じになりますよね、、、。

今回、思ったより高い入場料を払って見学してきました。解説してくれる女性なんですが、かなり自分は説明がうまい!と自信をもって思っている様子でしたが、この施設での実験の重要性なんかとか、いろいろとあった問題のことであったりをさらっと流しながら、逆に今こんなことができているのよ!!ぐらいの勢いで話をしているときは、、、どうなんでしょうか?と疑問を投げたくなったぐらいです。

で、一生懸命Material Flowについていろいろと話もしてくれているのですが、とかくその間挟んでくる話は、誰々は予算をこんだけぶんどってきた、とか、この人はこういうふうにしてカネの面で成功している、とか、ずっとMaterialではなくてMoneyのFlowについてのお話でしたね。

いや、もちろん、カネの話をしたらいけない、というわけじゃないんですよ。でもね、ずっとそんな話を聞かされても、変な納得しかできません。

ということで、EcologyではなくEconomyについて勉強ができる施設です。いや、どっちもおなじ家や家族を意味する語源Oikosから来ているので、ある意味「人間の」自然なお話だったのかもしれません。


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今回見た中で、一番関心したのは、空気圧調整弁。大きな閉鎖系なので、気温で空気が膨張・収縮するのでその調整弁のでかいこと!これは見ごたえありましたね。



Biosphere2
http://www.b2science.org/

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Category : Nature自然
Posted by TORU on  | 6 comments  0 trackback

6 Comments

kaz says...""
アメリカではずいぶんスケールのでかい実験をやるのだなあ、
と思った憶えがあります。
結果的には失敗だったのですね。
やはりアマゾンとは言いませんが
広大な面積の樹木がなければ酸素は足りないですよね。
我が家も蘭たちのおかげで少しは高酸素生活ができているかもしれません。
2012.11.06 06:26 | URL | #- [edit]
ゆっちゃんのパパ says...""
流石アメリカ、やる事が違いますね。
人類はいつかコロニーを造れるのでしょうか!?
2012.11.06 12:10 | URL | #- [edit]
TORU says..."kaz さん"
kaz さん

酸素供給にとって重要なのは、海での生産部分なんですよ。
なにせ海は地球の7割程度占めていますからね。もちろん陸上の植物も大変重要ですね。

> アメリカではずいぶんスケールのでかい実験をやるのだなあ、
> と思った憶えがあります。
> 結果的には失敗だったのですね。
> やはりアマゾンとは言いませんが
> 広大な面積の樹木がなければ酸素は足りないですよね。
> 我が家も蘭たちのおかげで少しは高酸素生活ができているかもしれません。
2012.11.06 20:17 | URL | #- [edit]
TORU says..."ゆっちゃんのパパ さん"
ゆっちゃんのパパ さん
そうですね、いつかそういう箱舟を作る時がやってくるんだと思いますね。まずは火星への移住でしょうけど、、、。

> 流石アメリカ、やる事が違いますね。
> 人類はいつかコロニーを造れるのでしょうか!?
2012.11.06 20:19 | URL | #- [edit]
ロッシー says...""
こんな実験、知らなかったけど、考えたら在り得る話だし、、サイエンス・ゼロ(NHK)ぐらいで採り上げられていたら面白かったのにです。

そうですよね、酸素の三分の二は海からというのに、小さな地球としての海を再現しなかったのはおかしいですよね。実際の水の循環や食物連鎖をどの程度か省略したとしても、何らかの疑似環境はあってしかるべきと思えます。

超素人の素朴な理解力ではそうですね。

そういえば、三角の建物は一瞬、ピラミッドパワー実験かと思ったりしました(笑)

こういう施設は興味ありありになります。
時々はこの地球を考える良い機会になりますよね。

最終章はやはりゴキちゃんなんですね。よしっ!ゴキに人生を学ぼう!…は冗談です。

2012.11.07 09:09 | URL | #- [edit]
TORU says..."ロッシーさん"
ロッシーさん
こんにちは。海も一応有るんですけど、面積とその内容に問題があったようですよ。水の循環などは一応(簡単に)再現はしているようです。ゴキブリはすごいっすよ、ホント。

> こんな実験、知らなかったけど、考えたら在り得る話だし、、サイエンス・ゼロ(NHK)ぐらいで採り上げられていたら面白かったのにです。
>
> そうですよね、酸素の三分の二は海からというのに、小さな地球としての海を再現しなかったのはおかしいですよね。実際の水の循環や食物連鎖をどの程度か省略したとしても、何らかの疑似環境はあってしかるべきと思えます。
>
> 超素人の素朴な理解力ではそうですね。
>
> そういえば、三角の建物は一瞬、ピラミッドパワー実験かと思ったりしました(笑)
>
> こういう施設は興味ありありになります。
> 時々はこの地球を考える良い機会になりますよね。
>
> 最終章はやはりゴキちゃんなんですね。よしっ!ゴキに人生を学ぼう!…は冗談です。
2012.11.07 11:06 | URL | #- [edit]

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